骨粗鬆症の話

骨粗鬆症(骨そしょう症)とは

骨の強度が低下して、骨折の危険性が高くなった状態をいいます。 骨は一生の間、古くなった骨が削られ、新しい骨に置き換わるという"骨の補修"が行われています。このバランスが崩れてしまうと骨粗鬆症になってしまいます。

骨粗鬆症の症状

骨粗鬆症になると、弱い外力で骨折が生じたり、知らず知らずの間に身長が低下します。
骨折は、背骨、股関節、手首、肩などに発生します。注意しなければならないことは、転んだりしなくても背骨に骨折が生じてしまし、徐々に背中がまるくなったり、身長が低下することです。身長が低下すると、心臓や肺が圧迫されてしまいます。また、食道や胃にも障害が生じて、逆流性食道炎(胸やけ、げっぷ)の原因にもなります。
このような心臓、肺、胃腸障害は、食欲の低下による栄養状態の悪化、外出を控えて閉じこもりがちになるなど、生活の質(QOL)の低下をもたらします。さらに、運動器症候群(ロコモティブシンドローム、通称ロコモ)によって介護を受ける原因ともなります。


骨粗鬆症に注意が必要な人

※骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン政策委員会 骨粗鬆症の予防治療ガイドライン2011年度版 p38(ライフサイエンス出版)を参考に作図。


骨粗鬆症の原因

骨粗鬆症の原因として加齢があげられます。特に女性は閉経による女性ホルモンの分泌低下が大きな要因となります。高齢化が急速に進んでいるわが国では、増加の一途をたどっています。
骨粗鬆症には二つのタイプがあります。
加齢や閉経によっておこるのが「原発性骨粗鬆症」であり、多くの場合がこれに該当します。もう一つのタイプは、病気などが原因となって発生する「続発性骨粗鬆症」です。骨の代謝に影響を与えるホルモンの異常、骨形成する細胞の異常、栄養障害、薬物や先天性疾患などが原因となります。



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